公益財団法人 大阪産業局

ベンチャー型事業承継。前編:会社を買うポイントと注意点

こんにちは、大阪産業局の枡谷です。

 

今回お届けするのは、ベンチャー型事業承継セミナー、

「前編:会社を買うポイントと注意点」

です。

 

 

「コロナ禍にありながら、起業希望者が増えている」ということを最近よく聞きます。その一つの手法として、会社を買って事業をはじめるというものがあります。

吉村さま(株式会社サイバーアシスト 代表取締役社長)を講師にお招きし、そのメリット、デメリットなどをお聞きしました。

 

 

冒頭、吉村さまが話した起業希望者が増えている要因の一つを聞いてドキッとしました。
皆さん、「老後2000万円問題」って聞いたことありますよね。この数字にはからくりがあるそうです。この「2000万円」という数字は、今の日本人の平均寿命から算出した数字。でも、平均寿命は年々上昇しています。よって、今の40代、ましてや20代の寿命を考えると、到底「2000万円」では足りないということらしいです。もう他人事ではないですね。

 

さて、本題に入りたいと思います。では、起業する際にM&Aを利用すると、どのようなメリット、デメリットがあるのか?

 

メリット
・起業までの時間が短縮できる
・初期の投資を減らすことができる
・すでに市場がある
・販売する商品がある

こう見るとメリットしかないように思えます。吉村さまが話していた「起業してすぐに商品の売買が可能で、翌月から売上の見込みが計算できる」、これはすごく大きなメリットですね。ゼロからの起業だと、ある程度の売上が計算できるまで何か月、何年かかる?商品開発、市場開拓もゼロからの出発ですからね。

 

一方、デメリットとしては、
・買収した企業の従業員が離職し、事業が成り立たなくなる
・簿外債務がある(帳簿に載っていない債務)
などがあり、計画通りにいかないことも。

 

このようなM&Aを利用するには、民間の仲介業者に依頼することもありますが、その選び方にも気を付けて欲しいと話されていました。私も知りませんでしたが、仲介業をはじめるにあたり、とくに国の認可等は必要ないそうです。簡単に言うと、誰でもはじめることができる。よって、自社の利益を優先するあまり、粗っぽい商売をする事例が多数報告されているそうです。

 

 

では、安心して相談できる場所はどこ?
北大阪商工会議所さまでは、日本政策金融公庫守口支店さまと連携し、事業承継・M&Aの支援を実施しています。地域の公的支援機関のサポートなので安心して相談できますね。

さて、今回のセミナーの「後編:事業再構築を成功させるポイント」は、下記の通り実施されます。皆さまが一歩を踏み出すきっかけになればと思います。ぜひ、ご参加ください。
・日時:2022年1月21日(金)13:00~15:00
・場所:枚方T-SITE
・講師:吉村さま(株式会社サイバーアシスト 代表取締役社長)

 

 

セミナー日時:

・2021年10月27日(水)@枚方T-SITE

・主催:北河内地域活性化推進協議会(北大阪商工会議所守口門真商工会議所大東商工会議所四條畷市商工会

・共催:大阪府事業承継・引継ぎ支援センター(大阪商工会議所内)(公財)大阪産業局日本政策金融公庫守口支店

 

 

 

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地域連携推進チーム 枡谷

 

 

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